長編ドキュメンタリー映画                   2004/12/10

「多喜二の時代」製作ニュース No3

発行:多喜二の時代・製作委員会準備会

102-0074東京都千代田区九段南4-6-1九段シルバーパレス901

(有)文エンタープライズ内 TEL/FAX 03-5212-1383

地元の方々の暖かい支援に包まれて

秋田ロケ・北海道ロケ(第1次)・奈良ロケ無事終了

 11月9・10日秋田・大館ロケ・・・米代川の風景など多喜二生誕の地の風物と記念碑を収録、秋田魁新報、大館新報、秋田スーパーテレビなどの密着取材もありました。

 11月15〜20日北海道・小樽・札幌・石狩ロケ。初日の小樽ではなんと本格的な降雪に見舞われ、予定を変更して寒さに震えながら第2次ロケ分の<雪ありシーン>を撮影、先が思いやられましたが、支援の地元の皆さんの温かい心が天に届いたのか、翌日から晴天<雪なしシーン>の撮影に戻ることが出来ました。富良野で「不在地主」の記念碑を探して道に迷い途方に暮れていたら、記念碑を管理している方が駆けつけてくれて無事撮影終了という一幕もありました。

 奈良ロケでは、志賀直哉旧宅の大きさに感嘆!奈良女子短期大学の協力で無事撮影終了。

 各地で、文学館、博物館、研究所などが全面的な協力を寄せてくださり、多喜二ゆかりの展示物や資料の撮影でも予想を越える収穫がありました。

‘多喜二がペンで伝えた事を親父は映像で表現した’

〜田村高廣さん、父・阪東妻三郎を語る〜

 11月27日、田村高廣さんのインタビュー。しみじみとお父さんの阪東妻三郎さんの思い出を語るうちに、話は阪妻の世界とプロレタリア文学との関係に及んでいきました。

 <身分の差ゆえの哀しさを痛切に感じていた父は2才年下の多喜二の文学に強い共感を抱いていた><多喜二がペンでアピールしたことを自分は映像でアピールしようとの思いから下級武士の哀歓を主題にした映画を立て続けに演じた>・・・などなど。

‘多喜二は映画批評と映画サークル運動の大先輩’

〜山田和夫さん、縦横に語る〜

 <小林多喜二は小樽映画鑑賞会の会員としてその機関誌「シネマ」に次々と映画批評を執筆したが、当時の映画批評のほとんどが印象批評や技術批評ばかりだった中で、チャップリンが大好きで何度も見ているけど、チャップリンのセンチメンタルなヒューマニズムの限界を指摘するなど本格的な映画論を展開していた。><その後プロキノが結成されると、多喜二は「プロキノ友の会」の発起人になるなど映画サークル運動・自主上映運動の先駆者でもあった。>・・・などなど山田さんは11月30日のインタビューでとても楽しそうに語りました。

 

神奈川新聞、七沢温泉ロケを七段ヌキで報道

 小林多喜二が逗留して小説「オルグ」を執筆した七沢温泉福元館の離れの撮影には神奈川新聞記者が同行、12月5日、神奈川新聞社会面に、「迫る多喜二の実像」「県内有志ら資金提供」などの大見出しが踊る七段ヌキの記事が掲載されました。

 記事の中で、出資者の一人渡辺みどりさんの亡くなったご主人が劇映画「小林多喜二」の自主上映運動を手がけて多喜二のファンになったことなど、「夫も生きていればきっとそうしたはず」と渡辺さんが今回「多喜二の時代」への出資を決心したいきさつが紹介されています。

白樺文学館など四者の出資参加が内定

「多喜二の時代」製作委員会、正式に発足へ

  製作費3000万円調達のためには、協賛金募集だけでなく出資金の追加募集が必要との判断から、製作委員会準備会ではかねてから関係各位に一口100万円以上の出資要請を行ってきましたが、このほど白樺文学館(代表 佐野力)、給、同企画ヴォーロ(代表取締役 吉村廣重)、笈齔社(代表取締役 楠原洋)、虚カエンタープライズ(代表取締役 鈴木文夫)の四者の出資が内定、プロジェクト発足時の柏木秀之、渡辺みどりの出資分と合わせて、出資金総額が1800万円に達する見込みになりました。この段階で、出資者間で契約書を取り交わし、製作委員会を正式に発足させることになりました。(今後も追加出資のお願いは続けて行きます。)

白樺文学館は昨年から今年にかけて2度にわたって小林多喜二についての国際シンポジウムを開催、また多喜二関連図書を精力的に出版し続けており、同館の参加は製作委員会にとって心強い援軍の到来に他なりません。また他の三者はみんな小林多喜二に対する深い思いを込めての出資参加であるとともに、それぞれ製作委員会活動にとって欠かせない役割りと、個性的な寄与・貢献が期待できる方々で、プロジェクトのパワーアップは間違いなしです。

引き続き心のこもった募金が次々と寄せられています。しかし、協賛金と出資金を合わせても目標の総製作費3000万円にはまだまだ不足しています。一層の御協力をお願いします。

郵便振込票 00220−1−112759記録映画「多喜二の時代」製作委員会

完成試写会日時決る!

2005年2月12日(土) 富士フィルム本社試写室

銀座線・半蔵門線・千代田線・表参道下車15分、 渋谷駅東口から新橋行きバス「南青山七丁目」下車1分

1回:午前11時〜 第2回:午後1時〜 第3回午後3時〜