長編記録映画                         2005/11/10

「時代を撃て・多喜二」上映ニュース No5

発行:映画「時代を撃て・多喜二」製作委員会

〒102-0074東京都千代田区九段南4-6-1九段シルバーパレス904 (有)文エンタープライズ内 TEL/FAX 03-5212-1383

 

「手売り前売券5枚入り封筒・150袋を配布して」

_東京多摩市上映会成功のひみつ_

10月21日()、多摩市の「上映する会」は永山公民館多目的ホール(客席数198席)で1日4回上映を行いましたが、入場者数合計557人の盛況でした。

                            原田敬子(多摩市上映する会)  この映画のカメラマンでプロデューサーの南文憲さんの地元・多摩市での上映会を成功させようと、南さんの知人や、党派を越えた市議さんたち、「平和映画を上映する会」のメンバーら20人以上で8月中旬には、実行委員会を発足させました。しかし、皆多忙な方々ばかりで、4回の実行委員会も数人、多くて10人の出席でした。

 9月に入ってからは南さんを中心に動ける人数人が作業に入り、手売り前売券5枚入り封筒を200袋つくり、頼んで廻りましたが、150袋が限度でした。5ヶ所のプレイガイドにも依頼しました。手作りのチラシも沢山折り込みました。10月に入り、ポスターの貼り出し、市の広報などミニコミ紙にも登場しはじめましたが、売行きはかんばしくありませんでした。

 ところが、南さんの奮闘で毎日新聞や朝日新聞の取材を受け、終盤、多摩版で大きくとりあげてくれてから状況が一変し、連絡先になっている南宅に問合せやTEL予約が殺到したそうです。 お陰さまで目標600には及びませんでしたが、入場者数557人の成功を収めることが出来ました。

 もう一つ、特筆すべき事は、夕方6時(3回目と4回目の間)に、市内在住の小森陽一氏(東大教授・近代文学)をお招きできたことです。映画を観てお話も聞きたい観客で会場が溢れ、控え室を急遽第2会場に切り替えて、35人の方々には姿はみえず声だけ聞いていただくことになりました。また、1、2、3回目は白樺文学館の佐藤三郎さんに解説していただくことができ、映画ともども好評でした。

    チケット普及・・・・・・・・606枚       内訳:手売り前売り・・・・・348枚          当日払いTEL予約・・・90枚          プレイガイド・・・・・105枚          当日券・・・・・・・・・63枚 以上、年々手売りが弱くなっているのが現状です。  大変でしたが、やり甲斐のある上映運動でした。多摩近辺には大学が多く、そちらへ働きかけをしたかったけれど、手がまわり切れなかったことが残念です。  もっともっと各地で上映されることを願っています。沢山の方々が上映を待ち焦がれている素晴らしい作品なのですから・・・

「上映する会」の原田敬子さんが素敵なレポートを寄稿してくださいました。

奈良・早良・吹田・藤沢・生田・鶴岡・平塚・帯広・伊丹・盛岡・土岐・城東・八王子・出雲・立川

いずれも善戦健闘・感動の声あいつぐ

 9月から11月にかけて15都市で上映会が開催されました。9月はじめは総選挙と重なって各地とも観客動員にひと苦労でした。9月中旬から次第に回復し、各会場で200数十人から300人を越える動員を確保、文字通り<善戦健闘>が続いています。上映が終わったあとの感想、アンケートは相変わらずの大好評で、少し離れた地域から参加した方から「自分の街でも上映したい」との相談が寄せられ、上映会が飛び火するケースも生まれています。

「多喜二像を追い求め・・・冷静で客観的に・・・」

_キネマ旬報文化映画ページが嬉しい紹介_

 キネマ旬報11月上旬号の「文化映画紹介」欄に、批評家の渡部実さん執筆の紹介記事が2ページにわたって掲載されました。  「・・・ナレーションで具体的な補足説明をしながら語られる多喜二と身近にいた人々の証言が貴重なこの映画は、多喜二が21世紀の現代にも生きている_その心の絆というか、精神の強さを伝えている・・・映画は多喜二その人を変に偶像化していない。証言をはじめ、当時、多喜二を取り巻いていた社会の危うい状況などは、今聞いても生々しい響きを持つ・・・」などなど、製作スタッフにとってはとても嬉しい指摘がちりばめられています。  発行部数は決して多くないとはいえ、映画雑誌として随一の権威を持つ「キネマ旬報」にこのような記事が掲載されたことを、今後の上映運動の弾みとして活かしていきたいと思います

11/12・13「中国・多喜二国際シンポジウム」を開催

_池田監督も参加・中国語字幕つき「時代を撃て・多喜二」を上映_

「小林多喜二文学の現代的意義__反戦・平和・国際主義」をメーンテーマに、中国の河北大学(北京近郊・保定市)で11月12・13の両日、第3回目となる「中国 小林多喜二国際シンポジウム」が開かれます。(主催は河北大学。映画の製作委員会メンバーである白樺文学館が日本側窓口となって準備してきました。)日本から多彩な顔ぶれの10名の研究者が参加、中国、韓国の研究者とともに発表、討論・交流を深めます。初日最後のプログラムとして、中国語字幕つきで「時代を撃て・多喜二」(中国語タイトル=時代的目撃者)が上映され、池田博穂監督も挨拶する予定。複雑な日中関係だからこそ、働く人々の立場に立って侵略戦争に反対した作家・多喜二に対する国際的な関心がひろがっています。国際的な関心の広がりを追い風に上映運動を大きくひろげていきましょう。

フィルム予約申込急増、来年2月・3月に集中

予約の重複に備えて、DVD上映会もご用意しています

このところ来年の上映会のフィルム予約が次々と舞い込んでいます。現在、製作委員会では35ミリ1本、16ミリ4本のフィルムを用意していますが、地方上映会では発送と返送に前後5日間の余裕が必要で、予約重複、フィルム不足が発生する心配があります。といって、フィルムの追加焼増料は決して安くありません。そこで製作委員会は上映会用のDVDを複数ご用意し、DVDプロジェクター貸出の準備も進めています。映画の貸出料は原則的にはフィルムと同一に設定しますが、小さな都市、小さな会場での上映には柔軟に対応する所存ですので、ぜひ気軽にご相談下さい。